2010年南アフリカW杯出場を重要視する姿勢だが、
正式オファーを出しているブンデスリーガ、ウォルフス
ブルクのフェリックス・マガト監督がいい選手と、ラブコ
ール。今後もクラブとの話し合いの場を持ち、最善の結論
を導き出すことになった。残留か、挑戦か−。ドイツから
獲得オファーを受けた大久保選手が、悩める胸中を明かし
た。
残留要請は、うれしいですよ。でもサッカー人生は1回し
かないから。全体練習終了後、和田チーム統括本部長と会
談した。ウォルフスブルクからの正式オファーを伝えられ
た上で残ってもらいたいと要請された。手応えはつかめた
という同本部長とは対照的に、エースの表情は硬い。
1番はW杯。そこに出るために考えていきたいと大久保選
手。2005年にはマジョルカ(スペイン)でプレーする
など、海外志向は強いが、現状では2年後のW杯出場を最
重要視する。移籍市場が開くのは来年1月。リスクを伴う
シーズン途中での海外移籍で夢をつかむのか、それとも神
戸からW杯を目指すのか。今後のサッカー人生を左右する
だけに、苦悩は大きい。
来季以降も大久保選手との契約を残すクラブ側は、ウォル
フスブルクに約10億円の移籍金を提示したもようだ。
残ってもらえるように努力すると和田本部長は慰留に努め
る方針だが、ウ軍が条件を受諾すれば、後は本人の決断し
だいとなる。まだまだ。焦らないでくださいよと笑顔で帰
路についた大久保選手だが、大きなターニングポイントを
迎えている。
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